ペットの商業化で1.5兆円市場、犬や猫に年数十万円かける人も

01-経済(NEWS)

市場が拡大する一方で処分問題は改善されていない.

裕福な人は犬に年30万円かけている

昔はペットと言えば近所で生まれた犬や猫を貰って、残りご飯を食べさせるのが日本のペット事情でした。

時代は変わりペットはペットショップで買うものになり、お金をかけて維持するようになりました。

ペットの「維持費」は意外に高く、犬は年30万で猫は年16万円というデータがでている。

アニコム損害保険がペット保険加入者に実施したアンケートでは上記のような結果がでています。

アニコムのペット保険を見ると年間4万円から10万円で、治療費の5割から7割を保証してくれる。

これだけペット保険にお金を掛けるのは裕福でペットに掛ける金額も多い筈だと思います。

必ずしも日本全国の平均ではなく、犬30万猫16万は「富裕ペット層」と言えるでしょう。

富裕犬の場合は保険や治療費などが12万円以上、トリミングやペットホテル、トレーニング代で6万円以上払っている。

エサ代や用品は10万円で光熱費と交通費で2万円など、意味不明な支出が多い。

例えばトリミングとシャンプー代だけで4万5000円など、一般的な男性の床屋代よりも高い。

一般的な犬でエサ代や用品だけなら年間5万円、猫だと3万円程度で済むでしょう。

ペット業界の暗闇

2019年度のペット関連市場は1.7%増の1兆5,700億円、これはゲーム市場と肩を並べる大市場です。

伸びは緩やかだが長期間右肩上がりが続いていて、将来も安定成長が期待されていました。

ところがコロナ騒動で大量の販売用ペットが売れ残った筈で、嫌な話だが売れ残った商品は必ず処分される。

業界の人は全てのペットが買い取られて幸せに暮らしていると言うが、そんな事はあり得ない。

昔はペットショップで売れ残ると保健所で処分し、保健所が業界の片棒を担いでいた。

最近批判が厳しくなり「処分ゼロ」を達成した自治体もあるが、これは民間の「処分屋」が引き取って処分している。

ペット市場はこうした暗闇と表裏一体であり、販売するより遥かに多くの子犬や子猫を生産し、売れ残ったら処分している。

欧米では生体販売(販売する為に生産しショップで売る事)が禁止されているが、先進国で日本だけ禁止されていない。

そうした議論もあるが結局は金儲けが優先で、「ペットを売らなければ金を稼げない」という主張が優先されている。


雑感・ペット業界は闇が深いですよねぇ。犬猫かわいいですけど。

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