車中泊からバンライフへ 車で放浪生活は日本で可能か?

01-経済(NEWS)

家を持たないバンライフ

車で旅行し車の中で宿泊する「車中泊」はすっかりお馴染みになり、車中泊向けの自動車も発売されている。

軽ワゴンやミニバンなどでは車中泊のし易さが売れ行きに影響するので、車中泊向けの設計をしている場合もある。

例えばフラットシートと言っても完全に平らでないと寝れないが、まっ平になる車種と坂道になる車種がある。

rvlife.com_images_easyblog_images_63_workampsite_01

日本では行政やインフラが現実に追いつかない事が多いが、車中泊もそうなっている。

車中泊向けの無料あるいは低料金の駐車場がなく、道の駅で問題になっている。

道の駅は平たく言うと地元の農産物を販売する場所なので、駐車場で寝られても迷惑でしかない。

車中泊駐車場やオートキャンプ場は有るには有るが、ビジネスホテル並みの料金を取ったりして利用しずらい。

欧米では無料や低料金で利用できる場所が多くあるが、日本は道路わきに車を止めても数千円取る国です。

欧米国家にはバンライフという生き方があり、家を持たずに車の中で生活する。

日本でバンライフは根付かない?

ヒッピーやジプシーやホームレスにも似ているが、必ずしも金銭的に貧しいからやっている訳ではない。

アメリカでは西部劇の幌馬車時代から、一家で馬車に乗って街から街へ移動する生き方がありました。

職業は大道芸人であったり金採掘者、雇われ労働者、一攫千金を夢見る冒険者など様々でした。

現代は家賃の高騰から車上生活する人が増え、カリフォルニア州だけで数十万人に達するという。

ニューヨークやシリコンバレーの平均家賃はワンルームで30万円から50万円なので、家賃だけで給料が消えてしまう。

年収500万円程度では市内に1人部屋を借りれないので、シリコンバレーの公園などで車上生活をしています。

またアメリカでは家を捨ててモーターホームで移動生活する人も多数存在し、放浪生活をしている。

大都市周辺では経済的理由から家を借りれない人が、郊外で固定したモーターハウスを借りて住んでいる。

アパートより広い割りに家賃が安いと思うが、月10万円くらいする。

仮に日本人がアメリカ人のように生きたいと思っても、車を止めておく場所すらない。

車上生活には水道や電気やトイレが必要なので、ただの駐車場では生活拠点にならない。

日本ではそういう場所を用意すると、じゃあ一泊3000円取ろうという発想になる。

結局自動車という文化に理解がない国では、欧米のようなバンフライフ文化は根付かない気がします。


・バンライフと言う選択肢も出来る国になるといいのにな。

・2年で車検とか、保険制度とか、駐車問題とか、何かとカネ取ろうとするところがダメなんだよねぇ~

コメント